翻刻
【家紋風の図あり・山にもみじ葉】
ヲイランタ 弘所(ひろめどころ)北州三浦(ほくしうみうら)
内股膏薬(うちまたごうやく) 高尾氏(たかおうぢ)
前々(まへ〳〵)より御 披露(ひろう)
仕候おいらんだうち
股(また)こう薬(やく)の儀(ぎ)は
ヲガミンスと申す
おいらんだ人(じん)より
薬方(やくほう)授受(しゆ〳〵)いたし
きせうせいもん一紙(いつし) 【起請誓文ヵ】
相伝(さうでん)の妙薬(めうやく)なり膏(こう)
薬(やく)はみす紙(かみ)へのへて
そのいろらうそくの
ごとくあつちへへつたり
こつちへへつたりつく
やうにみへ候えともいきちに
御は■こみなされ
候へば身あがりの
じばらを
おぎなひ
もん日の
いたみ骨(ほね)をりを
いやしつき出しの
新造(しんざう)をのかれてかたの
は■ふさぎをひらき日々
朝(あさ)がへりの霜やけに妙
にして尻(しり)のすはらぬねぶと
客(きやく)の根をきり種ものにさはる
かんしやくもちをやはらぐるなり
こうやく御のそみの御かたへは
九貝(くかい)の中へねんいつはいつめて
さし上 ̄ケ申候
【挿絵内・右ページ】
○ぬしやアあたま
からのほせて
きなんすから
かみをきつて
あげい
しよう
○なるほといろをとこは
とう〳〵おれに
とゞめを
さした
【挿絵内・左ページ】
○ぬしはかき
たがりなんすから
ゆびをきつて
あげまうしいす
○たかおにゆびをきらせた
おとこはおれより
ほかにはあるめい
きついもの〳〵