翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション1

視薬霞報条 3巻 - 翻刻

視薬霞報条 3巻 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

【家紋風の図あり・山に金銀出入帳】 ぼんぜん盆後(ぼんご)づつう妙薬(めうやく)  物前出入町(ものまへでいりてう)               鎗栗屋(やりくりや)辛(ひど)ゑもん 凡(およそ)ぼんぜんぼん後(ご)は づつう八百のふさぎ つよくあたまのかけを 取(とら)んとするに其掛(そのかけ) とれず問屋(とひや)の古(こ) 積(しやく)をおさめんと するにそのかけ おさまらず此時(このとき) 目(め)はさかづりて ぬかばらをたち 常(つね)に呑(のま)ぬむり酒(さけ) をこのみ内外(うちそと)の者(もの) をしかりちらし さま〴〵ねつを吹(ふき)身(み)の うち破(やぶ)れかぶれ出来(でき) てはては欠出(かけだ)して遊(あそ)び に行(ゆき)古積(こしやく)のうへに しんしやくをおこす これらの症(しやう)に此薬(このくすり) 出入一張(でいりいつてう)をもちゆれば 帳(てう)じりのしまり おのづからとゝのひて 古しやくをふせぎ しんしやくをはらひ しんだいゆつたりと なりてづつう 八百のねを  きる事妙(めう)也 【挿絵内・右ページ】 これはとうだ 【挿絵内・左ページ】 これば どうだ ものまへ【節季の間際】二十両といふ ふさ【無沙=借金を返さないこと】をうたれ【借りたままにされ】た うへに又十両といふ ものふまれては うたれたりふまれ たりこしのぬけるも      むり      じやア      ある       めへ ○あきれかへつても   ばんとうへいひ  わけかねへといつて  けへらねへても   ゐられめへ