翻刻!江戸の医療と養生

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視薬霞報条 3巻 - 翻刻

視薬霞報条 3巻 - ページ 4

ページ: 4

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【看板風の挿絵あり】 八分地蔵丸(はちぶぢざうぐわん)  再(さい)仝(〳〵)庵(あん)无心老人(むしんらうじん)製法(せいほう) 借金(しやくきん) わきはらの証文(しやうもん)に とゞこほりてつねに利足(りそく)に せめられものまへくびの まはらぬ事ありて難儀(なんぎ) する人つねに此(この)くすりを 用(もち)ゆればくらしかたの不足(ふそく)を おぎなひ家内(かない)の元気(げんき)を 益(ます)こと妙(めう)なりそも〳〵八分(はちぶ) ぢぞう丸(くわん)と名(な)づくることは むかしさい〳〵庵(あん)無心老人(むしんらうじん) 地蔵(ぢぞう)のかほを三ン度(ど)なでゝ はちぶされたるより 此(この)くすりせいほうして 銭箱(ぜにばこ)はらをくだして米(こめ)の めしのくわれぬ症(しやう)にほとこし こゝろみるに倹薬(けんやく)のしるし 立所(たちところ)にみへて大にしんだいを ますのきとくあり故(あるかゆへ)に あまねく薬 弘(ひろ)めて 首(くび)のまはらぬうれ ひをすくふものなり 但(たゞ)しくすり用ゆる うちしやつ金(きん)無心(むしん) しち屋の間をつゝしむべし 質屋(しちや)の内(うち)まけもの【質種】を もちゆればさらに けん薬の  しるしなしと  しるべし 【挿絵内・右ページ】 ○みそ屋の  はらひが  とゞこほり   まして  いつかう   大べんの   つうじが   ござり   ませぬ 【挿絵内・左ページ】 ○よくものをかんがへてみさつしやれ  ぢぞうのかほもさんどゝいふでは   ないかかしてあいそをつかさて   よりかさずにあいそをつかす   ほうがきさまのためになり          ますてや ○くちくひものにおこるから  ながしもとの水がへつてかま  どの火がたかぶりたがるけん  みやく【見脈=外見から見て推察すること】を見れはうちの   ようたいがいはすとしれ申す