翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

養生法 - 翻刻

養生法 - ページ 10

ページ: 10

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【右丁】   おなしされと此国の家作の事古書に伝ふるものなし   只古き絵まき物なとにて見てしるも七八百年このかた   のもの多く其前はしりかたしおのれ年わかきより   国学家に就て其事を問ふに人家の高低は上にいふ   かことしたま〳〵神祇の官社の制は伊勢両宮儀式   帳また造殿式等に記さるゝ所をみるに正殿の高さ一丈   一尺に過す其低きは終に八尺とみゆれは甚ひくし   伊勢神宮の式に階の長さ六尺とあるにて床の高   からぬ事はかりしるへし今伊勢の両宮のさま又大嘗会   悠紀主基殿なと古代のさまなるへけれとみな神代に 【左丁】   ちかき全く質素朴実なるのみにして神社は世の人の   すまへる家の証にはしかたし今世の賀茂をはしめ所々の   古き宮居また絵巻物にみゆる辻社今時仕入れに   造りおける稲荷の宮なとみな床下の高くあるなと   後に制の改りたるものとみゆ此外古き寺なと床下   に石をしき石灰のたゝきにしたるなとみな床下の   湿気をはらふ為なるへし我国の盛なる時つくられ   たる大内裏はおほけなき事なから善を尽し美   をつくしたるものなるへけれと今書物にのする所   図と宮殿楼閣の名のみにて其制造のくはしきは知