翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

養生法 - 翻刻

養生法 - ページ 11

ページ: 11

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【右丁】   よしなしされと今の内裏其遺風なるへし是又おのれ   らかしらさる所なから板敷にしてしき物を用ゐしるゝ所も有よし   上け畳といふも敷物にひとし○貴人の寝所のさまは   類聚雑要抄にあるをみるに床を別に建て四方に戸   帳をかけたりとみゆ大かた摂家親王方を始寝殿と   いふ所に別に建られたるものと覚ゆ武家のさま三百年   前のさまとも替りて各畳は敷込たれと下段中段上段   と上りて帳台は上段よりつゝきて高き所なり四五百   年のむかしのさま残りたるは京の北山の金閣東山の銀   閣なりこれ足利義満公金閣をいとなまれ同義政公 【左丁】   銀閣を造られて共に数寄者の遊楼也これらみな板しき   にて二階なり武家には紀州若山に水野殿の屋敷大和   大納言殿の殿舎を賜りて引移したる家作なりと云   今の武家の玄関書院とはいさゝか異なりみな板敷   にて上け畳なり外の作り方はこゝに用なけれは不言   或人言今の家作に床の間といふもの仕来により   て家毎に有通例かまち有て平畳より上りたり   古くは敷板といひて畳の上に板をしき三具足を   立たるを後には床飾といひて三幅対の掛物中は必   仏像左右も脇侍なるへきを風流に草木花鳥山水