翻刻!江戸の医療と養生

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養生法 - 翻刻

養生法 - ページ 9

ページ: 9

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【右丁】   ○西洋養生法にいふ所の厠の制造は先二三尺四方の    箱のことくにして上の拭板に丸く少し長き穴を穿ち    これに尻をかけて其穴に肛門陰茎共に入やうにし    さて其下に中段有爰に半出して壺のことき器を居    其壺の底漸く細りて下に貫る穴有こゝに蓋有て    開鎖しはちきにて留る此壺の廻りに水を湛へ壺    の上端四方に穴有てすちかひに口を付これにも開鎖    の蓋はちきにて留る此底と上端との開鎖は上の    拭板に捻るへき環を付て自在ならしむ便事を    はれは下の蓋を開き壺の上端の蓋を開けは四方の口 【左丁】    よりすちかひに水走り出て壺の中を洗ふあらひ畢て    蓋をとつれは嗅気の上に洩る事なし又此壺のした    尿屎溜りたる上に横に出して上にぬく煙出しの    こときもの有これよりつねに中の嗅気は高く外にぬ    け出す【別本による】如此のみならす下に溜りたる不浄ものはしは〳〵    さらへ除くと云中段に入水は持運ひ入るも有又外より    懸樋にて入るも有とそ委く絵かゝまほしけれと入    くみて図しかたく且我国に用なき事なれはその    大よそをいふのみ  ○豊城云居家の制造をみるに大かた我国人の欲る所に