翻刻!江戸の医療と養生

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養生法 - 翻刻

養生法 - ページ 18

ページ: 18

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【右丁】    きに堪る事を遂るの力を得る事能はす ○魚肉もよく鳥獣の肉に次て滋養の分多しといへとも  其質水気多き故に強康の血気を作る事鳥獣の  肉にしかす且消化悪し ○五穀  五穀は皆 穀粉(セツトメール)を含む事多く体【體】中に入て脂肪を  生し血質を補ふ事頗多しといへとも赤血に化る分少し  故に五穀を食すれは能く其性を全し平生の養生に  おいて足らさる所なきか如しといへとも滓垽【埑は誤記】多[く]して  糞尿に化するもの多し五穀を食ふものはよく肥満す 【左丁】  れとも脂肪多くして其体【體】柔弱なり精力強壮なる事を  得す難に堪へ苦を忍ふ力少し ○菜蔬  生菜の類消化よろしからさるもあれとまたよく血中の  諸生分を補ひ血質を清淡ならしむゆゑに毎食に闕  へからさるもの也就中菜葉緑色の物をよしとす諸菜  根中にんしん芋の類消化もよくして且養分を含む  事穀類に同し皆食すへし然れとも菜蔬の類みな  質に筋有は木の質也故にかたきものは消化することなく  烹煮不熟なるものもまたしかりよく心を用うへし