翻刻!江戸の医療と養生

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養生法 - 翻刻

養生法 - ページ 24

ページ: 24

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【右丁】  く肺病痔疾等の患有近頃英吉利の新聞紙を見る  に多く発狂の患者を冤するに其原父祖二世の酒毒  に発るもの多しと《割書:云々》人の万物に長たるは只精神才  智の殊に優なるを以て也若酔醒昏迷発狂の如きに  おいては人の禽獣に異なるゆゑん又いくはくそや  戒めさるへからす   ○酒害右の如しといへとも若流行悪病ある所    其土地湿沼瘴【注】■【雰の誤記ヵ】甚しくやゝもすれは虐病等    流行するところは朝夕に其度を定めて純良の焼    酒少つゝ服し適好に精神を鼓舞せしめ 【左丁】    神経力をして悪病気に勝しむへし故に航海の    人は少つゝ是を喫するを要とすけたし諸国の軍    船みな政府の費を以て醇酎を備へ其水主軍卒    の飲料に給するは此理あるゆゑなり   ○上好純良の焼酒は透明水の如く舌に触て悪む    へき辛辣の味少し百分にしてアルコホルを含    む事三十分より五十分にいたる   ○純アルコリネは炭素《割書:四分》水素《割書:十二分》酸素《割書:二分》をふく    めり其他見る所の成分は其製のあしきにより    て混するものなり 【注 「ショウ」=山川の毒気にあたっておこる熱病。】