翻刻!江戸の医療と養生

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養生法 - 翻刻

養生法 - ページ 32

ページ: 32

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【右丁】   よくいましめて呑ささらしむへし○養生訓にも性毒也   といましめおけり   ○浴湯  温湯浴寒水浴共にみな肌の垢を去りよく蒸気の発  せしむるをむねとす人身垢つけは腠理《割書:毛穴》を塞き血  中の糟滓体外に放し去る事能はす体中に留りて  終に悪寒発熱冒感の症を発せしむるなり   ○世人冒感の症を風邪と云是多くは寒風にあひて    肌膚の気孔収縮し血行裡に走りて悪寒を発る 【左丁】    なり寒風肌を収縮せしむると垢の腠裡を塞くといつれ    も害をなす事同し故に風邪の時入湯してよく垢を    去りあたゝまりて寒さにあたらされは大かたかるき風邪は    即時に治るなり ○浴湯熱に廻れは表部をゆるめ力を失ひ少しの寒さにも  容易に冒感すつとめてぬるき湯に入てよく垢を落し  直に衣装を着し運動して再ひ発汗すへし熱湯に浴  して後単衣にて久しく涼む等に至ては其害又甚し加之  熱湯に入るもの漸くに体力を弱くし癇症を発しまた  中風を生す江戸の人中風多きは熱湯の害也近世西洋人