翻刻!江戸の医療と養生

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養生法 - 翻刻

養生法 - ページ 36

ページ: 36

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【右丁】  するの間は害あり其身いまた全からさるに其後を造るの  理なし老人もまたしかり其身日々消耗するものこれに  かふるに房事を以てすれは精力を失ふ事必多し中  年壮健の人といへとも其度に過て多けれは神力を耗  し思慮を薄くし体もまた衰へて動作する事か  たししかのみならすこれか為に人倫の大義をうしな  ひ家を破り身を亡すにいたる   ○房事に就て一事有楳毒の原はみな房事    よりおこる下賎のもの百人の中九十五人は楳毒    にかゝらさるものなし是其原花街売色に制な 【左丁】    き故也西洋諸国楳毒を恐れて花街を破却せる事    あり其時却て楳毒の病人増れり是房事は天性    の人欲なる故花街なけれは窃に売色するもの多く    其もとしるへからさるゆゑなり依て其後公に花街を    まし毎所厳重に守衛を設け法を立て楳毒病    院を建て毎一週匿官をして総【惣】売女を密に改め    少も毒に感する婦人は直に病院に入て治療を加    へ治して後出して元に帰らしむ其故に楳毒いまた    劇毒に至らすして速に治し花街毒原を掃除    する事を得て大 ̄ニ楳毒の患者減せりと《割書:云々》○楳毒は