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【右丁】
説尤用ゐかたし情欲盛なるものゝかゝる術を行んと
せは却て害有へし又情欲もおとろへてかゝる術をこな
はるゝ人はさしても有へき事なりされと此法を用
うる人もありときけはこれもまた人によるへし
○運動操作
人身諸部の制たる皮肉骨神経に至るまて皆各その
主る所有体の動静に応して其用に給し日々の飲食を
以て其費す所を補ひ旧物去て新品代り来り毎に
過不及ある事なし故に費す所多くとも補ふに
【左丁】
不足なけれは其体常に生新にして交代の機弥盛なり
而て其退謝を補給する毎に少く其前より増加す故に
人目をつかふ事多けれは其目自然に大きくしてよく
説とく手足を労し力をつかふものは必其手足壮太
にして旦力を増加し前日の非力も終に有力となる
如し精神を労するもの其才智自然敏鋭なるといへとも
百体の血気運為盛ならされは身体疲痟虚弱と
成故に終に精神を養ふ事能はす智有といへとも
精力たらすして事をなし得ること能はさるにいたる
○身躯の運動其百体を使役するか故に体中千万の