翻刻!江戸の医療と養生

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養生法 - 翻刻

養生法 - ページ 39

ページ: 39

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【右丁】  機みなよく奮起し臓府餌養の輸送も従てさかんに  汗尿去滓の作用又いよ〳〵多か故滞留の汚物なく  諸器皆新鮮良好を得筋肉肥堅骨格長大よく百害に  堪へ少しの病原も病ましむる事能はさるに至る運動  の人身に益有事かくのことしすへて座して事を操  り業を為すものといへとも殊に早暁の間外気中行走  労作すれは新鮮清涼の空気を以て血液を清浄に  し百体を補理すへし故に体中の機みなよく盛に活  発し飲食消化尿屎の通利等各其所を得る也実に  養生法中に運動を以て最至要の事とすへし 【左丁】  ○豊城云運動の事は本文の説の如く今時力士とも角力とり   土俵をつりて胸をうたせ頭耳をうちかたむ手足は   いふもさらなりさてやらかくにして力士の並に入る   すへて武芸に心さす人身をかため息をたもつも皆   ならひによるひとり文事にかゝる人とかく机上をはな   れす運動かひなきゆゑ病身なるか多しいかにも   運動は心かくへし近世蝦夷の国々ひらけ行て空   太島にも越年する事に至るこゝに越年する人大   やけより建給りて越年家と云は魯西亜国なとの如く   防寒を助る家造り也こゝに火を貯て在といへとも