翻刻!江戸の医療と養生

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養生法 - 翻刻

養生法 - ページ 48

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追加 豊城云食料の事につきて或人問云我国人米を尊み五穀と いへとも其外は次とするは平生の習はしにてさても有へけれと 軍陣に出立兵粮には運送もたやすからす外国人の平日の 食料又軍陣の兵粮なと一人の分量等はいかならんといはるゝに よりて今神奈川横浜に在留せる播磨の国人彦蔵と いへるか亜米利加国に漂流してかの国人になりたるか あるに此事を尋ねしに則しらへて通弁したる趣左に記 一食料は人々の常習生質にしたかひ又産業による故に  予め定めかたしといへとも西洋各国ともに昼食を重とし 【左丁】  て凡七度に五品七品を用うるを常とし朝夕は蒸餅又は粉の  類に昼食に調理したるものを残しおきてこれをくはへ  食し又鶏卵一二箇或は野菜の塩漬或は醋漬なとを  食ふ軍陣船中において用うる量は凡定り有今こゝに  いはん但し大勢に用ゐて後一人宛割て云所と知るへし 一英吉利軍艦食料一人に総【惣】掛目三十八℥(オンス)《割書:一℥日本|八匁也》《割書:○総目三百四匁に|あたる》  米小麦粉《割書:団子のことく製しスーフ(______)に入又は|砂糖ボートル(________)等をともに食す》《割書:○スー(____)フとは鳥獣の類肉骨共に煮た|る汁日本にだし汁のこときもの也》  《割書:ボート(______)ルは|牛酪也》大豆牛豚野菜此外時に応して種々也これ等総  掛目三百四匁也此外に飲料茶コーヒー(________)《割書:豆のことき木の実をくたき|たるもの日本香せんの類也》  酒《割書:火酒なれは五勺其外の酒[は]|強弱により三合五合にもいたる》醋も一人に五勺程つく食料の内に算入す