翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

養生法 - 翻刻

養生法 - ページ 6

ページ: 6

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【右丁】 さらに開けざる程にして只漢土聖賢の語又漢医許多の 書により己か身に覚えたる養生法を以て説るなれは今日 の目に見てはいと幼く聞えかたくうけかたき事多しされと 大かたの説は主用すへき事有捨へきにあらす其あたれ ると違たるとは其所にいふへし又此書中のケ条の外にも 種々の説あれとそを一々論判すれは只其書の非を挙る に似れはいつれにても障なきは其侭おけりよむ人其書を 見て参考して善をとるへし惣て養生法は病の不発先 にあらかしめ防くへき為にて人々うけ得たる天寿を 自然にまかせて健にをはりを全うすへきをしへなり 【左丁】   ○住所家室 ○夫住所は高くして能く乾き汚穢不浄ならさる所をえらひ  普く空気の達するを要とす故に居室を作るにはこゝに  心を用うへし今荒増【あらまし】に其要をしめす ○床下はつとめて高きをよしとす但床下に湿気なからむ  事を欲す故に風の通路を開きおくへし但床下のつらを  堀のそき厚さ二尺はかり乾きたる砂を容れは殊に良なり  其外雨水なと溜らさるやうに心付へし《割書:◦レウマチス◦風疾◦𤻗瘡|◦脚気のこときもの湿気》  《割書:より生る事|多し》 ○居間寝所は殊に高くすへし空気と明りを通し東南は