琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

骨董録 - 翻刻

骨董録 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

る官人と副て我國に使たらしめ和平の事をこ ひねかはる對馬守先兩使を對州にとゝめ置家 司柳川下野守をして江戸に遣しめて言上す 神祖の仰に來年乙己 秀忠公を御同伴にて上 洛あるへし其序を以て使の禮を受させらるへ し兩使を京都に伴ふへしとなり同十年對馬守 兩使を京都に伴ひ來て台顔を拜せしむ事畢て 後本多佐渡守正信をして對馬守の旅館に至し め給ひ朝鮮國通信の事ゆるされ來年丙午天下 を以て 秀忠公に讓り給ふへし近年の中朝鮮 王より使をして賀さしめ申へし松雲ハ僧徒な り使たるへからす官人をして使たらしむへき 由を仰下さる對馬守則松雲文或等にいひ傳へ て被國に歸す慶長十二年朝鮮國王三使をして 秀忠公嗣業の事を賀さしむ《割書:此時の三使ハ呂祐|吉慶丁好寛等なり》 まつ對州に來りて三月對州を發して同四月江 戸に至りて聘禮の節燕饗の儀等畢て三使駿府 に叅拜す此時本多上野介正純か亭におひて飲 食を給ふ三使歸國の後朝鮮王大によろこひ柳 川下野守の嫡子豐前守に嘉善大夫の官を授し 也此時 台德公へ贈り奉られし書に朝鮮國王 姓某奉書日本國王殿下としるされ其報書に日 本國源秀忠奉復朝鮮國王殿下としるされたり 元和元年大坂の亂静謐せしによりて同三年朝