琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

骨董録 - 翻刻

骨董録 - ページ 57

ページ: 57

翻刻

  金銀の制の事 一天武白鳳十二年用銅錢廢銀錢   これより先の代代には物を交易する事米   穀絹布を用ひき白鳳三年我國の銀出しよ   り銀錢を用ひられしとみへたり其十二年   に及て銅は外國より來れるなるへし    謹按するにこれ我國にて銀銅を寶貨と    せし始か 一元明和銅元年始而行銀錢銅錢   此時より我國の銅にて錢を鑄出し又銀錢   をも兼用られしなり 一孝謙天平寶字四年鑄新錢   此時銅錢改鑄らる《割書:萬年|通寶》又銀錢を改鑄ら   る《割書:太平|元寶》銀錢一つを以て銅錢十に當つ又金   錢を新たに造らる《割書:開基|通寶》金錢一つを以て銀   錢十に當つ 一稱德《割書:すなはち孝謙|重祚の尊號》天平神護元年㪅鑄錢《割書:神功|開寶》 一桓武延曆十五年㪅鑄錢《割書:承和|昌寶》    嘉祥元年㪅鑄錢《割書:長平|永寶》 一清和貞觀三年㪅鑄錢《割書:饒益|神寶》    貞觀十二年㪅鑄錢《割書:貞觀|永寶》 一宇多寬平二年㪅鑄錢《割書:寬平|大寶 》 一醍醐延喜七年㪅鑄錢《割書:延喜|通寶》 一村上天德二年㪅鑄錢《割書:乾元|大寶》