琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

骨董録 - 翻刻

骨董録 - ページ 62

ページ: 62

翻刻

一慶長の初より今年に至りて對馬國より朝鮮  へ入りし金銀の數いくらといふ事を詳かに  すへからす《割書:これ|八つ 》 一いにしへより今に至て薩摩國より琉球へ入  る金銀の數いくらといふ事を詳にすへから  す《割書:これ|九つ 》   右九條の事はいつれも詳にすへからす《割書:こ|れ》   《割書:ら某か愚なるか心付し|所也此外にも有へし》此九條の外に長崎   一所より外所へ入りし金銀銅の大數まつ   しれし所左のことし 一金二百三十九萬七千百兩餘《割書:正保五年より|寶永五年まて》   《割書:凡六十一年の間に外|國へ入りし大數也》 一銀三十七萬四千二百九貫目《割書:正保五年より寶|永五年まてとも六》  《割書: 十一年間に外國|へ入りし大數也》 一銅一億一萬一千四百四十九萬八千七百斤餘  《割書:寛文三年より寶永五年まて凡三十六年か間|外國へ入りし所なり但し銀は慶長六年より》  《割書:寛文二年まて凡六十一年か|間の事分明ならすといふ也》   謹按するに長崎一所より外國に入りし所   六十一年か間の大數も右のことしまして   や前にしるせし所のはかりしるへからさ   る九條の大數おもひやるへし今暫く法を   立て長﨑一所にて六十一年か間に外國へ   入りし大數を以てかのはかり知るへから   ぬ九條の大數を推し量るに