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【右丁】
くは命がものだねなれば
とかく命がながくなけ
ればだいじはなしがたし
その命をながくする
にはよくいのちをやし
なふにしかじ命を
やしなふはさうもく
をやしなふ
がごとく
すべしつねにせいけん
のしよもつのしろみづ
ほとけのきやうもんの
せんじしるをかけて
りよくのあぶらむし
みやうもんのけむしを
さり心をもちひてやし
なへば命よくそだちのび〴〵
としてさいわひのはなさき
ふうきのみのりしそんの
ゑだはしげり千ざいの
老松のごとく
ときわの
大木となり
名木のほまれを
のこすことうたがひ
【左丁】
【上段】
なしゑだもさかへて
はもしげるちよのこ
おめでたやとは此こと
なり
〽せんどしよくわい
のみたてのとき客
の金をせしめんと
こたつのかげに
より玉ふこの
きやくにわかに
だいぞくと
なりへどをつき
てをならししん
ぞかふろとふざ
けしより客を
きやほと申
すとかや
〽それは老松
のもぢりこつ
ちは命といふ
じの松の木
がねづよくなつ
てどんなかせがふい
てもをれるきづかひは
ない〳〵つふりだ
【中段】
〽松はつらひとみな
おしやんすけれ
どな命のなが
いは松のこと
だ
【下段】
〽命といふ木はたがうへた
しろみづかけてみせ
さんせあゝあん
まりなと
此ぢい
さま
江戸ぶし
をもちつと
はうなつた
人なり