翻刻
向 したしものいづれも
上品なり
まびき菜 汁平向ともかふら菜(な)大(だい)
根(こん)菜同じ事なり
ひら豆 江戸にては隠元(ゐんげん)といふ胡麻
あへ又にしめよし上品なり
むかしはばん菜にはせず
近来(きんらい)多くなりたり
さやまめ
向平 あへもの又はにしめにすべし
はじめのほどは価高き
ものゆへばんざいには
すへからず
はじき豆
汁 ふき焼(やき)とうふなど取合わせ
煮(に)こみ汁上品なり
平向 小はいつれにしめなり
実(み)のいらぬうちを賞(しやう)
くわんす
ゑんど 大阪にて出来るは皮かたし
兵庫(ひやうご)灘(なだ)のへんより出るは
皮やわらかにてよし
向 皮ともあへものにしても
よしにしめにすれば
御ひらにもすべし