翻刻!料理本の世界

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年中番菜録 - 翻刻

年中番菜録 - ページ 15

ページ: 15

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夏ねぎ  汁平 とも冬のねき同様なり     但しねぎは下品なるもの     ゆへ酒の肴にはすべし     茶湯ぜん部女中客など     には遠慮(ゑんりよう)あるべし 胡瓜(きうり)   向 はもの皮(かわ)なます定りなり     油あげにてもよしもみ瓜     しその葉入て更(さら)によし     上品にあゆざこなと取合     酢(す)醤油かけるは下品なり 白瓜  汁平 ともかもうり同様(とうやう)につかへともかも     うりにはおとると心得(こゝろへ)べし 冬瓜(かもうり)   向 なますきうりとおなじ事なり   汁 細くきりても大かい又薄く     切もよし吸口すりごま     からしのるいよし   平 風呂吹(ふろふき)またはうすくずのつ     ぺいよしいつれも上品なり     暑(しよ)中にはふろふきを井     戸へひやしおき酒の肴     にすること手間(てま)いらず     してよし なすび   汁 どん亀(がめ)汁吸口ごま定り     なり又は唐からしも     よし