翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

年中番菜録 - 翻刻

年中番菜録 - ページ 16

ページ: 16

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  平 松たけもどきは柚の吸口     さだまりなり風呂ふき     くずかけ丸だき油/煮(に)大根     おろしあしらう皆上品     なり正月の塩(しほ)だいとたき     合こと家によりする事     なり六月朔日の献(こん)立定     りなりその外焼肴るい     あしらうはものによりて上品     下品ありするめなど取     合はばん菜(ざい)の外は用(もち)ひ     がたし   向 山せう醤油したしもの     味噌(みそ)あへ焼なすひはへた     を切(きり)て塩(しほ)をすこしぬり     串(くし)にさして焼されども     むつかしく風雅(ふうが)なるもの     なれどこのまぬ人多し     皮(かわ)をむき薄(うす)く切りざつと     ゆでゝ水をさりしたし     ものにする味(あぢ)はおとれども     甚(はなは)だはやし大和(やまと)辺(へん)にて     することなり なんきん   汁 吸口とうがらしなどよし   平 煮(に)しめ又風呂吹いづれ     女中もの酒のみにはむか     ぬとしるべし