翻刻
の品をいれてたく事
あり多くは下品になる
ものなり油あけせり三つ
葉(ば)などきざみて取まぜ
たるはさまで下品にもあらじ
氷(こゞり)とうふ 多人数(たにんしう)の家にはあまり
番さいにはせぬものなり
汁平ともあまたつかひかた
あるものなり冬春のうち
賞(しやう)くわんすべしたてあく
にてよくあらひてつかふ
てよし
豆(まめ)の類 白豆はほうたら塩ぶり
のるいとたく黒豆(くろまめ)は
さぜん豆また味噌(みそ)汁に
いるゝ事/茶会(ちやせき)のはやり
ものなりあづきさゝげ
ゑんどうは煮(に)こみの
汁につかふべし
つけ豆 粉吹(こふき)まめ又切ぼしと
たき合す事もあり粉(こ)
ふき豆は風雅(ふうが)なり酒の
さかなにもなるべし
氷(こり)こんにやく うすくず又ほそくきりて
煮(に)豆の中へ取ませる
事あり