翻刻!料理本の世界

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年中番菜録 - 翻刻

年中番菜録 - ページ 34

ページ: 34

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     やうなれとも下品なり      客には見斗ひあるへし 田螺(たにし)   にしめて向つげ又干大      こんなとあらひて木のめ      あへよし春のうちは酒      のさかな風雅(ふうが)にて面白(おもしろ)し 諸子(もろこ)   附り焼(やき)もろこ    汁 なすび大根ねぶかちさ      など取合てよしすい口      青山せう唐(とう)がらしよし    向 大こんなすびやきとうふ      などゝこぶだしよし      いづれも上品なり 小鮎(こあゆ)   大阪川口にて霜(しも)月ころ      よりとるいろ〳〵説(せつ)あれ      とも渓鰮(あゆ)の子なり江州(ごうしう)      水魚(ひうお)もまたおなじるい      ならんか上品なり    汁 なまにてもやきたるにても      ちさ嫁(よめ)な大こんそのほか      菜るい取合せよし吸口      冬は柚(ゆ)はるになりては      芽うど唐(とう)がらしなどよし    平 まなちさの類(るい)とたき合せ