翻刻!料理本の世界

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年中番菜録 - 翻刻

年中番菜録 - ページ 35

ページ: 35

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     てよし御客に出しても      よし いわし  いわし百珍(ひゃくちん)とてつかひかた      多し是(これ)を略(りやく)す塩(しほ)やき      又いりつけ豆腐(とうふ)のからと      もり合せなどすることあり      いづれ下品なれば御客に      は見はからひあるべし      又/糠塩(ぬかしお)に漬(つけ)てたくわへ      おくべし又かしらをとり      しばらく塩(しほ)をしてよく洗(あらひ)      腹(はら)の肝などきれいにして      水と醤油にてかげんをし      いわしをいれ煮(に)あがり      ける時に酢(す)を入(いれ)すまし      の汁又は吸ものにもする      江戸/風(ふう)なり下品なり      酒のさかなには時宜(しぎ)により      よし吸口/柚(ゆ)花柚(はなゆ)生が      などよし はかりいわし    汁 あふりてから汁にいれ      てよし    向 ぬたまたはいりつける下      品なれども酒のさかなには      時により用ゆべし つなし  関東(くはんとう)にてはこはだといふ