翻刻!料理本の世界

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年中番菜録 - 翻刻

年中番菜録 - ページ 37

ページ: 37

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     てもよし御客には見斗      あるべし さいら  江戸にてはさんまといふ      いりつけて向(むかふ)へつける又      酢いりにすべしいたつて      下品なり かますご 西国にてはいかなこといふ      酢醤油かけて向へつける      又ちさの葉などたき      合すべし田舎(いなか)にては      みそしるいもするなり      これもはなはだ下品      なり はつの身(み) 東国(とうごく)にてはまくろといひ      西国(さいこく)にてはしびといふそのる      い多し下品なり      いりつけてむかふへつける      又/塩(しほ)して焼もよし      糟(かす)いりには塩はつよし      御客には作り身おろし      醤油にて酒のさかなに      すべし近年はあたひ      高(たか)くばんざいにはなりがたし      作り身にして一度酢を      通し生がなとくわへて      あたゝかなるきらすまぶし      にする江戸流なり番(ばん)      さいにすべし