翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

年中番菜録 - 翻刻

年中番菜録 - ページ 4

ページ: 4

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 青(あを)のりなどかけたるは風情(ふせい)ありて  よし大根(たいこん)の煮(に)つけたるにするめ  のあしに鮎(あい)ざこなどうちまじり  たるはむげにおちて見にくし  今その品の上品(じやうひん)下品(げひん)を献立(こんたて)の内  にしるして用ひかたをしらしむ  大かたは精進(しやうじん)の番菜(はんざい)は上品になり  魚(きよ)るいのばんざいは下品になりやすき  ものなり此心(このこころ)をよく〳〵わきまふ  べし但しはち入もの切(きり)めもり  かたなどはやゝものなれたる上の事  なれば随分(ずいぶん)心をもちひ都(すべ)てわざと  めかす手きれいにしていだすべし 一あるじ酒(さけ)をこのみ時々(とき〳〵)酒いだす事  あらばその家の風(ふう)主(あるじ)の気質(きしつ)いろ〳〵  ありといへどもかねてばんざいのうち  にて其(その)心得(こころえ)いたしおくべしさてあるじ  酒を申つけたる時はさつそくいだす  べし何程(なにほど)よき肴(さかな)ありともひやうし  ぬけになりてはかへつてふちそうに  おとるものなりさるからに番ざいの  うちにて肴(さかな)になるものをわかちて