翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

年中番菜録 - 翻刻

年中番菜録 - ページ 5

ページ: 5

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 しるし出(いだ)せり又/塩辛(しほから)の類(るい)など  つね〳〵風ひかざるやうたくはへ  置(おき)とりつなぎの肴(さかな)とすべし  木(き)の芽(め)花柚(はなゆ)など吸口(すひくち)になるものは  随分(ずいぶん)たくはへおくべしそまつの  料理(りやうり)にても吸口にて大(おほい)にひきた  つるものなり 一/味噌汁(みそしる)はよくたきたるよし  すまし汁(しる)はさらりとたきたるよし  そのうちばんざいはこつてりとした  るうけよし客用(きやくよう)はさらりとし  たるそしりすくなし 一/家々(いへ〳〵)の風儀(ふうぎ)により仕なれの料理と  いへるものあり嫁入(よめいり)りしたる女(をんな)などは日用(にちよう)  番(ばん)ざいにいたるまで其家(そのいへ)の風(ふう)の料理(りやうり)に  したがひかならず我(わか)まゝの献立(こんだて)など  すまじき事なりたとへいかほどせた  いよくしたるとも女(をんな)はとかくすなをに  して其家(そのいへ)の風(ふう)にしたごふこそ道(みち)  なるべけれすべて女(をんな)はころもの  たちぬい食事(しよくじ)の調(ちやう)しかたを  第一(たいいち)とすれば貴(たつとき)もいやしきも