翻刻
【右丁】
きに与へ給ふ三の善也たゝしく信する
為にはひいてすよく頼み奉る為にはゑす
へらんさ身持をよくおさむる為にはかりた
あて是也されはよく頼み奉る為にはは
あてるなうすてる儀なれは今教ゆへし
天に御座ます 我等か御をや 御名をたふ
とまれたまへ御代来りたまへ 天にをひて
御おんたあてのまゝなることく地にをひ
てもあらせたまへ我等か日々の御やしな
ひを今日与へたひたまへ我等よりおひたる
人にゆるし申ことく我等おひ奉る事を
ゆるしたまへ我等をてんたさんにはなし
【左丁】
給ふ事なかれ我等をけうあくよりのかした
まへあめん
弟 今教へ給ふはあてるなうすてるのおらし
よは誰人の作り給ふそや
師 かたしけなくも我等か御主せすきりし
とのちきに教へ給ふおらしよ也
弟 何の為そや
師 おらしよを申へきやうを教へたまはん
為也
弟 おらしよとは何事そ
師 おらしよは我等かねんを天につうし御主
てうすに申上るのそみをかなへ給ふ道