翻刻
【右丁】
きりしたん深くしんかうし奉る也
弟 何によてか御母さんたまりあへ対し奉り
百五十反か又は六十三反かのおらしよを申
上奉るそ
師 六十三反のおらしよは御母ひるせんの御年
の数に対し奉りて申上る也又百五十反
のおらしよは十五のみすてりよとて五ケ条
は御よろこひ五ケ条は御かなしひ今五ケ条は
くらうりやの御ことはりに対して申上奉る也
此十五ケ条のたいもくははんきにひらきたる
一しにあり
弟 あるたる【注①】にそなはり給ふによ人の御すかたは
【左丁】
誰にて御座ますそ
師 天に御座ます御母ひるせんまりあをおもひ
出し奉る為の御ゑいなれはうやまひ奉る
へき者也
弟 此ひるせんさんたまりあの御ゑい其しな
おほきことく其御体もあまた御座ま
すや
師 其儀にあらすたゝ天に御座ます御ひと
りのみ也
弟 然らは人々なんきに及時或は御あはれみの
御母或は御かうりよくのなされて或はかなし
む者の御よろこ□【は】せてなとと様々によひ
【注① あるたる 祭壇】