翻刻
【右丁】
給ふ事は何の故そや
師 あまたのしさいありといへとも中にも五の
儀あり一にはへあとをもて此世界にあらはし
給ふ御きとくを見奉りててうすを貴ひ
うやまひ奉る為也二にはさんたゑけれしやよ
り下界にをひていはひ給ふへあとへの御うや
まひを見て天にをひて其くらふりあの大な
る事を分別致す為也○三にはへあとの御さ
けう御善徳をしりて我等と同き人にて御
座ませは御かうせきをまなひ奉るへき為也○
五には御存生の時御母にてましますさんたゑ
けれしやに対て死る事をもかへり見給は
【左丁】
すかう〳〵をつくし給ふ御子なるによて死し
給ふあとをもあかめ給はん為也
○第六けれとならひにひいて
すのあるちいこの事
弟 右にははやよく物を頼み奉る様を教へ給へは
今は又たしかにしんし奉る道をしめし
給へ
師 けれととそれにこもるひいてすのあるちい
こを知る事也今是を教ゆへしけれととは
☩真に信し奉る万事叶ひ天地を作給ふ