翻刻
【右丁】
しある御かたをうつし出し給ふなり是即
てうすひいりよとかうし奉る也故にて
うすはあてれと同しきすゝたんしやにて
御座ます也
弟 第三のあるちいこすひりつさんとよりやと
され給ひてひるせんまりあより生給ふと
申心は何たる事そ
師 てうすはあてれの真の御子にて御座ます
てうすひいりよ貴きひるせんまりあの御
たいなひにをひて我等かにくたいにかはら
さる真の色身と真のあにまをうけあはせ
給ひて真の人となり給ふと云へ共てうす
【左丁】
にて御座ます御所はかはり給ふ事なくいつ
も同しきてうすにて御座ます也此ひるせん
さんたまりあより生給ふを名付てせすき
りしとと申奉る也又此御出世は人のしはさを
もての事にあらすたゝすひりつさんとの御
きとくをもて計ひ給ふ事なれはすひりつ
さんとよりやとされ□【給】ふと申奉る也同しく
御母ひるせんも人間の所作を以て御くはひ
にんなされさるか故に御たんしやうの後と
ても本のことくのひるせんにて御座ます也
弟 第四のあるちいこほんしよひらとか下にをひ
てかしやくをうけこらへくるすにかけられ