翻刻
【右丁】
さうおうの道也彼と是とのたうりよにて
てうすの御子我等に対し給ひ人間のなつう
らをうけ給ひ死し給はんとの御なひせうにて
御座ませし也
弟 第五のあるちいこ大地のそこへ下り給ひ三日
目によみかえり給ふと云へる事は何たる御
事そ
師 御主せすきりしとくるすにて死し給へは
御あにまは大地のそこへ下り給ふ也むかし
の善人達御主の御上天まては□【天】上せらるゝ
事叶はさるか故に大地のそこにをひて其
御出世をまち奉られし人々をめし上たま
【左丁】
はんか為に其所に下り給ひ彼善人達のあに
まを其よりめし出し給ふ者なり
弟 御主 せすきりしとの御あにまの下り
給ふ大地のそこと云は何たる所そ
師 大地のそこに四様の所あり第一のそこは
ゐんへるのといひ天狗をはしめとしてもる
たる科にて死したるさいにん等のゐる所也
二にはすこし其上にふるかたうりよとてから
さをはなれすして死る人のあにま現世
にてはたささる科をくりのつくのひをし
てそれよりくらうりあにゐたるへき為に其
間こ□【め】をかるゝ所有り三にはふるか□【と】う