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【右丁】
大切におもひ奉るへきや
師 財宝ほまれ父母身命此等の事に対して
てうすの御おきてをそむき奉らすして
たゝ一へんに御大切におもひ奉るにきはま
る也
弟 てうすの御おきてをまもる為のたよりは
何れそや
師 其たよりはおほき也とりはきねやをおき
あかりてよりはてうすの御恩を存し出し
御れいを申上け奉るへし又其日御おきてを
そむかすして御内證にしたかひ身持をお
さむる為に御まもりを頼み奉りおらし
【左丁】
よを申上へし
弟 ねさめにもおこたらす其外つとむる為には
何事をすへきや
師 まつねさまに其日のこゝろとことはと所作
とのきうめいをしおかせるとかの御赦を
こうくはいひを以てこひ奉りおなしくからさ
をもて進退をあらためんとおもひさため
さうたうのおらしよを申あくへき者也
弟 ほろしもをは我か身のことく何と様にお
もふへきや
師 てうすの御おきてに随てわか身の為にのそ
むほとのよき事をほろしもに対して