翻刻
【右丁】
ものそむへき者也
弟 てうすの御おきてにしたかつてとはいかなる
事そ
師 こゝにしさいありてうすの御おきてにそむ
きてほろしもの為に何事なりとものそ
むときんはたとひ我身の為にのそまし
き事なりと云ともわか身のことくにほろ
しもをおもふにはあらすたゝわか身をにくむ
ことくにほろしもをにくむ事也
○第九御母さんたゑけれしやの
御おきての事
【左丁】
弟 てうすの御おきてのまためんとをははや
あらはし給ひぬ今又さんたゑけれしやの
まためんととはいかん
師 ゑけれしやのまためんとはおほき也其内に
まためんとに□【よ】てそうのゑけれしやにあた
る事もあり是即こむしりよ【注①】か又は世界に
をひて御主せすきりしとの御名代にて御
座ますはつは【注②】の御さためのまためんと也
是一さいのきりしたんたもたすして叶はぬ
まためんと也又其所に随てさたまりたる
まためんともあり是は其所のひすほ【注③】より
さため給ふ也是其所のきりしたんたもた
【注① こむしりよ concilio 協議会】
【注② はつは Papa 教皇】
【注③ ひすほ Bispo 司教】
【20行目の「よ」は「Barb.or.153.pt.A」の130コマを参考にした】