キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

ドチリナ・キリシタン - 翻刻

ドチリナ・キリシタン - ページ 60

ページ: 60

翻刻

【右丁】   さんを申へし 弟 達してこんひさんを申為に専なる事は   何そや 師 専なる事三あり一にはへりくたる事二   には真実しやうちきにあらはす事三には   科をのこささる事是也 弟 何と様にへりくたるへきや 師 こんひさんを申人我か心中に悪人也と   おもひ科の御ゆるしを蒙るへきくりき   なしとわきまへてうすの御前にちきに   申上奉ると心得深きうやまひおそれを   もてこうくはいし我と身のうたへてと 【左丁】   なりて我か科をさんけすへし 弟 真実しやうちきにとあるはいかん 師 我かおかさぬ科をあらはさす又はつかしく   おもふゆへか又は何たるしさいによりてなり   とも我か科をかくさす明にさんけし   いまたおもはす又はおもはんとする事まて   もしろしめしつくし給ふてうすへちきに   あらはし奉ると心得へし 弟 もるたる科をのこさすとはいかん 師 我か身のこんしゑんしや【注①】をこまかにきう   めいしておもひ出すほとの科をさんけ   する事也 【注① こんしゑんしや consciencia 良心】