翻刻
【右丁】
こんけんとなる科は七あり○一にはけうまん
二にはとんよく三にはしやいん四にはしんい
五にはとんしき六にはしつと七にはけたい是也
是をすへてもるたる科と云也
弟 此等の科をそうしてもるたる科と云事
いかん
師 をよそ是皆もるたる科なりと云へとも事
によりてへにある科となる事おほし
弟 もるたるといへるいはれはいかん
師 もるたるとは死るをさつくると云心也あにま
の一命はてうすのからさよりうけつゝき
奉る也もるたる科はあにまの命をたつに
【左丁】
よてもるたると云也然れともあにまの正体は
をはる事なき者なれは死るをさつくると
て其時をはりありとおもふ事なかれたゝい
つまてもくるしみをうくる所をさして死す
ると云也
弟 もるたる科はあにまの為にいかなるそんと
なるそや
師 其そんおほきなかにもとりはき御作者て
うすをとりはなし奉り御やくそくのく
らうりあ又は御主の御ちをもてすくひ給ふ
我かあにま色身共にいんへるのにしつめ御
主せすきりしとの御はしよむの御功力