翻刻
【右丁】
ちきに教へ給ふ時御ことはをかりすとおす
ちやの上に唱へ給へは其時まてはんたりしは
即時にせすきりしとの真の御色身と成
かはり給ひ又かりすに有所のぶたうの酒は
せすきりしとの真の御ちと成かはり給ふ事
を信する事肝要也然はそれよりはんとぶ
たうの酒の色かあちはひの下に御主せす
きりしとの御正体天に御座ますことく
其所にも御座す也それによてちきにせす
きりしとのそんたいをおかみ奉ることく
此はかりなきさからめんとをうやまひ奉る事
せんよう也
【左丁】
弟 はんとふたうの酒はせすきりしとの御色身
と御ちに成かはり給ふ事何と叶へきや又
其色かを味ひ見奉れはふたうの酒の色
か味ひも前にたかはすして有と存るなり
是大きにふしきなる事也
師 さてこそ此さからめんとはふかしき第一の
みすてりよと申奉る也其しさいを達して
知事叶はすといへ共真のみまもとにて御
座ます御主せすきりしとかくの如く
教へ給ふ上はすこしもうたかはす信する事
専也此等の儀をさんたゑけれしやより教
へ給ひ又御主せすきりしと此さからめん