翻刻
【右丁】
弟 第七のさからめんととは何事そ
師 まちりまうによのさからめんと也此さから
めんとはゑけれしやの御さためのことく
つまをまうくる事也是をもてふしにな
な【「な」は衍字ヵ】からへてうすより教へ給ふなつうらのはう
にまかせしそんはんしやうの為にからさを
与へ給ふさからめんと也
弟 其時ふう婦たかひにせすして叶はさるとの
さたまりたるやくそくの儀ありや
師 是れもつとものふしん也たかひにせすして叶
はぬ三のきびしきやくそくあり一には一度
ゑんをむすひて後はなんによともに□【りヵ】へつ
【左丁】
し又よの人とましはる事かつて叶はさる
者也それを如何にと云に生徳まちりまう
□【に】よのやくそくはたかひにいつまても別るゝ
事有ましきとのかたきちきりとなれは也
弟 是あまりにきひしき御さため也其故はた
かひにきにあはさる事あらん時もりへつす
る事叶はさるとの御教へなるによて也
師 是れもともかたき事なりと見ゆるといへ
ともまちりまうによのゑんをむすふ時てうす
より与へ下さるゝ其からさの御力を以てそれ
よりふうふたかひに深き大切にむすひあひ
そひとくる為に大きなる御力を与へ下さ
【13行目□は「Barb.or.153.pt.A」173コマ4行目では「り」と書かれている】