翻刻
【右丁】
堪へ又女子は母につき行きまゝ父にあひて
いかほとのふによいをしのくへきかやうのふ
そくならん為にはいつまてもたへぬちきり
なくんは其子を真実の深き大切を以てふ
そくなき様にそたつる事叶ふへからすなを此
上にしあんをくはへてみるにをひては此上の
理にもれたること世に有へからす故如何とな
れは日比ちきりををきしふう婦の中をすこし
のかろき事によりて別れ又は別の女別のお
とこに心をうつして我か真実のさたまりた
るふうふの中をさくる事是を道理と云はん
や道に外れたる事のさいしやうなりしよせん
【左丁】
それより出る所のうんを見るにまついつま
てもそいとゝくましきとお□【もヵ】はゝたかひの
あやまりきたかひなる事を堪る事有へ
からすさて又其りへつより出る所のそんを
見るにまつ其しんるひにたかいにいこんをふ
くませ或は其むねんをさんせんか為せつかひ
に及ふか又は其一もんたかひにきせつしてお
もはさるにおんてきとなり又其けんそくの
内より力なきみなし子となる者是おほし
其ためしきりしたんにあらさるせんちよ
の上にあきらかにあらはるゝ者也
弟 是皆もつともすくれたる道理也さりなから
【17行目□は「Barb.or.153.pt.A」177コマ2行目では「も」と書かれている】