翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

浪華薬種問屋能書張交帖. 二 - 翻刻

浪華薬種問屋能書張交帖. 二 - ページ 18

ページ: 18

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【上段枠内】 《割書:御|免》紋章《割書:家|傳》人参(にんしん)百奇圓(ひやくきゑん) 價 壱劑百目入   銀八匁 半廻分  銀弐匁   壱廻分三十目入 銀四匁 小半廻分 銀壱分    効能(かうのう) 〇 第一元陽(だいいちげんやう)を益(ます)心気(しんき)を養(やしな)ひ脾(ひ)胃(ゐ)を補(おきな)ふ 都而(すべて)虚分(きよふん)によし〇痰咳りういん別(べつ)して功(こう)あり腹(ふく) 痛(つう)によし○腹力(ふくりき)根気(こんき)眼力(がんりき)をつよくにし小便(せうべん)近(ちか)き によし〇のぼせを引下(ひきさげ)胸(むね)をすかし喰事(しよくこと)進(すゝみ)ざるによし 〇せんき積気(しやくき)にて腹合(ふくあひ)さし込(こみ)或(あるひ)は手足(てあし)腰(こし)の痛(いたむ) によし〇髪(かみ)のつやをいだし薄(うす)きは濃(こ)くなり〇 御婦人(ごふじん)血(ち)のみち月水(げつすい)滞(とゞこふり)によし〇御小児(おんせうに)五疳(ごかん) にてやせたるによし〇都而(すべて)虫症(むししやう)によろし〇 男女(なんによ)ともねあせによし又(また)は御(おん)身内(みうち)御手足(てあし)あれるに よし〇りんしつせうかちおこる事なし〇虚弱(きよしやく) なる御性分(ごしやうふん)御不断(ごふだん)被召上(めしあげられ)候はゝ時気(じき)の病(やまひ)を 受(うけ)ず長寿延命(ちやうじゆえんめい)神(しん)のごとし別而(べつして)暑中(しよちう)寒中(かんちう)に 御用ひ被遊候はゝ一入(ひとしほ)大功(たいこう)御座候 右之類(みぎのるい)御用ひありて其(その)功(こう)顕 然(せん)疑(うたが)ひなし 被■(??)上■■(???)可被下候 其外(そのほか)功能(こうのう)多(おほく)候得共 略之(これをりやくす) 右御用ひやう白湯(さゆ)にて昼夜(ちうや)に三四 度(たび)目方弐匁 程(ほと)つゝ御用ひ諸薬(しよやく)食物(しよくもつ)差合(さしあひ)■■■【無御座ヵ】候 鶴声散(くわくせいさん)《割書:ひゐをやしなひこゑいだしたんせき|りういんしやくつかへねびえによし|■〳〵御用ひ候はゞ気力をまし酒どく|■どくをけし二日ゑひによし》 龍玉丸(りうきよくぐわん)《割書:はらのいたみ一切の妙(めう)やく|しやくつかへむねのむかつき|其外 万病(まんびやう)によろしく候》 功徳丸(こうとくくわん)《割書:小児(せうに)虫(むし)はら五かんきやうふう|ふしよくきのふさぎさんぜんさんご|のぼせしやうかんしやうらうしやうひへ|しやう小児ちをあますによし》 《割書:四季|加減》風薬(かぜくすり)《割書:づつうたんせきさむけ|ねびへくわくらん二日ゑひによし》 【下段】 京都御宦医何某大先生伝来 俗に三日ころり ゑきれい除(よけ)御 薬法(やくほう) 《割書:青葉| 》藿香(くわかう)五分    益智(やくち)五分  丁子(てうじ)二分    麦芽(ばくげ)一匁五分 せんじやう      水三合入 二合半            二番三合入一合半 右御薬病ひおこらぬ内に毎日一服づゝ四五日も もちひ置ば腹中の邪気を払ひおこる事なし    施印 かじや町三ッ寺筋西南角  加茂川 【枠内】 《割書:りんひやう|せうかつ》 深井(ふかい)薬(くすり) 世(よ)に淋病(りんびやう)痟(せう)𤸎(かつ)を治(じ)する諸百家(しよひやくか)の売薬(はいやく)数多(あまた)有(あり)といへ共 実(じつ)に其(その)功(こう) 験(げん)の的中(てきちう)する事を聞ず茲(こゝに)予(よ)が製(せい)する所(ところ)の深井薬は往昔(むかし)唐医(とうゐ)王城武(わうしやうふ)と いへる人 直伝(じきでん)にして然(しか)も価(あたい)を論(ろん)ぜず薬品(やくひん)の至善(しぜん)を撰(えらみ)調合(てうごう)せしめ 年来(ねんらい)此病(このやまひ)に用ひ試(こゝろみる)に誠(まこと)に百 発(ほつ)百中 寄々(きゝ)妙々(みやう〳〵)の功(こう)験(げん)老若(らうにやく)を わかたず軽(かろ)きは二三廻にて治し重(おも)きも五七廻用るにいかやうの根深(ねふかき)病症 たりとも治せすといふ事なしたとへ二年三年此 病症(やまひ)にて諸薬 験(しるし)なきにも 五廻 程(ほど)用るにおゐては病の根(ね)をたち再(ふたゝび)発(おこる)事なく実に神仙(しんせん)の寄法(きほう)也 依而(よつて)今世上に流布(るふ)せしむ悩(なや)める人々用て試(こゝろみ)給へかしと云々 唐王城武像 【人物絵】 から人の むかしをしのふ 手向して つたはるのりを 猶ひろくせん 【絵の下枠内】 此御薬御用イ被成ニ おいては病治する事 必うたがふべからず万一 病イなをらぬせつは 代【金】御返進 可申候ゆへ御 ゑんりよなく 御出可被下候 【次枠】 気淋(きりん)《割書:小便(せうべん)不 通(つう)じにしてほと〳〵としたゝる也|尤 気(き)ゟ出ル病(やまひ)故(ゆへ)捨置(すておけ)バ六ヶ敷成ルべし》 石(せき)淋《割書:陰茎(さを)中 痛(いたみ)強(つよく)して小便出にくゝいかにも石 等(など)中に有やふに| 》