翻刻
【枠内】
一むねのいたみ 腰(こし)のいたみ せなかのいたみ
惣(そう)じてとゞこふりいたむ所(ところ)へはりてよし
一 積気(しやくき)にてつかへいたみ或(あるひ)はふさがるには其所(そのところ)
にはりてよし
一 歯(は)のいたみには痛(いた)む所(ところ)の外(そと)にはりてよし
右(みぎ)一切(いつさい)火(ひ)にあぶり紙(かみ)にのばし用(もち)ゆいたみ止(とど)まり
滞(とゞこふり)散(さん)ずれば自然(しぜん)とはなるゝなり或(あるひ)はかゆみ出(いで)
かきやぶり水など出(いず)れば尚更(なおさら)に其(その)功(こう)すみやかなり
但(たゞ)し腫物(しゆもつ)切疵(きりきず)にはいむべし
【枠下】
一貝二十四銅
大坂梶木町
天川屋長右衛門製【刻印?川】
通神膏
【刻印 劑工??】
一粒金丹
奥州津軽医官
手塚春亮 【刻印??之印】【印】
此薬 本藩の秘方にして世間名を同しくするものゝ
類にあらされは 本藩の医といへとも許しなき
者は私に製することを得ず然に近来猥に■偽して
秘方を犯すものあり故に此度能書を改め印章を
以て世間同名異方のものに別つ能書の印章と
此名前なきは 本藩秘方の製にあらす
文化十一年甲戌夏四月
【下段氏名】
矢嶌玄碩
中丸昌貞
古郡道作
小野道瑛
松山玄三
湯浅養仙
廣瀬養甫
伊東春昌
菊池玄屯
石黒玄和
手塚春亮
伊嵜敬菴
和田友輔
渋江道純
平治養敬