翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

浪華薬種問屋能書張交帖. 二 - 翻刻

浪華薬種問屋能書張交帖. 二 - ページ 9

ページ: 9

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【上段 前コマと合せ】 《割書:仙伝|秘方》十全丸(しうせんくわん) 一 第一気(き)つけによし 一 腎虚(じんきよ)気虚(ききよ)血虚(けつきよ)其外 諸(もろ〳〵)   の癆症(ろうせう)に用妙なり 一 男女 積(しやく)つかへ腹中(ふくちう)難病(なんべう)に吉 一 大食傷(だいしよくしやう)鳥(とり)獣(けもの)の毒(どく)あたりに吉 一 痢病(りべう)白(しら)赤(あか)なめくたるによし 一 婦人 難病(なんべう)血(ち)の道(みち)一切によし 一 男女 下血(げゝつ)はしり痔(ぢ)等によし 一 大くわくらんはやり疫(やまひ)おこりに吉 一 小児 驚風(けうふう)五疳(ごかん)諸病によし 一 ほうそうはしかまへに用置は   かろくすること妙也 右何れも酒(さけ)か又は塩湯(しをゆ)にて用 癆症(ろうせう)気虚(ききよ)血虚(けつきよ)じんきよの 類ひに治薬に用る時は一日に 一粒か又二粒か三りう程用へし 三粒用る時は三度に用てよし 小児の気付には半粒用之 可(か)也 すへて小児の病に用て奇なり 婦人は産前(さんせん)さんご斗にいむへし  世上同銘の薬多しといへとも  此薬は仙家の秘方にして外に  類なし病難の輩のために  弘むるもの也 東都 本家 喬翁庵製 大阪弘所《割書:嶋の内周防町|佐のや橋すじ西へ入》高月氏 【赤印】 【下段】 調合所 《割書: いみもの|ゑびかに鳥玉子|あふらつよきうを》  《割書:播州大坂道頓堀太左衛門橋八まん筋角ゟ北へ五軒目|                    東かわ》 【一文字三星紋】本家 丹波屋藤兵衛  第一男女ひゑしつ一切の病を治すりんびやう  せうかちせんき五じ五しやくは早速いたみを  やめ大小へんひけつをよく通し婦人こしけ  しらちながち月水をよく調へしつねつの病  そうどくよこねほねいたみによし一切  のぼしづつうかゆかりわきがによしりびやう  たんせき大人小児よばりむしたいどくねつに  よし此薬いか程久しくいゑかねる病にても  一廻りの内其功ある事如神 《割書:秘|方》桑清丸《割書:大人は一日に一ふく|づゝさゆにて用ゆべし|小児は見合》      吉田氏製   【刻印】吟大印    【赤刻印】■■傳 【枠内】 《割書:西洋|竒方》醒心飲    《割書:清容堂精製》 【最終行は次コマに翻刻】