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コレクション: 朋誠堂喜三二

見徳一炊夢 : 3巻 - 翻刻

見徳一炊夢 : 3巻 - ページ 15

ページ: 15

翻刻

清太郎七十にちかく なりければ らんぶもたいぎ なりそろ〳〵 やめて此ごろは ちやのゆにかゝり けりそれよりして 高代の茶き をあつめる事 まこと■【にヵ】かぎり なしわづか一年 のうちにかい あつめたる茶の ゆどうぐおき 所にこまり 三間に十間の#1 くらを二ツたてゝ つめこむ 【清太郎台詞】 あづきは  のちに つけたと  いふのが   ふるい    〳〵 【清太郎の相手の台詞】 それはり   きうの  おつ■で#3    ござり     ます

現代語訳

清太郎が七十歳に近くなると、乱舞(能)も大儀(面倒)になり、そろそろやめて、この頃は茶の湯に取り掛かった。それからというもの、高価な茶器を集めることに限りがなく、わずか一年のうちに買い集めた茶の湯道具を置く場所に困り、三間に十間の蔵を二つ建ててそこに詰め込んだ。 【清太郎の台詞】 「小豆は後に付けたというのが古い(作法だ)」 【清太郎の相手の台詞】 「それは利休の奥義でございます」