翻刻
右餅米を引割て粉を捨て粉米はかりをとりふかして
かうしを水にて洗いさるにてこしかすを捨て其水にて作り
一夜火燵に入置き翌日呑也尤火燵に入置時■々
見るへし油■すれは酢に成もの
○ひしほ仕様の事 但室?入に加減大事切三■■
醤油の事
一大麦一升一日一夜浸(ひたし) 一大豆三合煎(いり)て引割麦に
交(ませ)せてふかし一水一升 扨大豆の粉をふりかけて室に
入て花のかゝ?りたる時かきこむ塩を壱合五■右水と煎じ
さわ〳〵とあわの消るとき込む也 大坂醤油といふ
【左頁】
■漬茄子の仕様の事
○なす百に白米一升を食に焼あ?ら?く?○かうし五合に
○塩三合右よくませて桶の底に敷て其上に茄子を
ならべ又 ̄タ食を置てすしのことく押を?お?く?笹の葉
酢しのことく也
はやすしの仕様の事
一肴をうすく切り塩を少入酢にてあへませ■■時に上けて
食を洗(あらい)ひて其食を酢にてひたしさるに横并?て
塩少しふりて食を常のすしのことく桶の底にふ■
さて魚をならべ右酒少しふり又た食を置也