翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

【右丁】 当時(とうし)害(かい)なしといへとも積(つも) れば遂(つゐ)に病となる況(いはんや)有毒(ゆうどく) の物をやつゝしむべし猶食 用の法は食療門(しよくりやうもん)にくはしく しるす考(かんが)へ見るへし ▲万事 一篇(いつへん)に嗜(たし)みてやまざる 時は害(かい)あり酒は尤嗜みて 常に過飲(くはゐん)すべからす賓(ひん) 客(かく)饗応(きやうおう)の時も人の量(りやう)を はかりおほく進むるをのみ 心とすべからす気鬱(きうつ)する 【左丁】 人 鬱(うつ)を散(さん)ずるには間々 節(ほど) よく用ひて気血(きけつ)を順(じゆん)ずる は益(ゑき)あり常に嗜(たし)みて止(やま)ざ れは却(かへつ)て病を生ず人此 理(ことは)りをしれども一時の 快(こゝろよき)にひかれて常に嗜みて 遂(つゐ)に僻(くせ)【ママ】となり酒(しゆ)気 腹中(ふくちう)に たゆれは気とほしくものう きかごとくおぼへて酒をむさ ほる心あり月をつらね年 を積(つみ)ては酒の燥熱(さうねつ)の気