翻刻
【右丁】
に真(しん)気を耗(がう)散(さん)せられ酒(しゆ)
湿(しつ)腹(ふく)中に滞(とゞこほ)り痞満(ひまん)酒積(しゆしやく)
等の病を生ず久しく止(やま)され
は臓腑(ぞうふ)を爛(たゝら)し天年をちゞ
むすべて飽食(ぼうしよく)する人 過酒(くはしゆ)
の人に長命なるはまれ也
謹(つゝし)むへし
謹起居【上三字▢囲み】およそ動静(どうしやう)みだり
にすべからす常に法度(はうと)あ
らしめて身を養(やしな)ふべし動
静みだりなれは病を生す常
【左丁】
に安 逸(いつ)にのみありて身を動(うこか)
さず病をもふくるは尤 怠(おこた)れ
り事を勤(つと)むるにもしゐて
身をつからしむべからす限(かぎり)
ありて止(やむ)ことを得ずあるひは
変異(へんゐ)の事にあひてつかるゝ
がこときは是非(ぜひ)なしさなき
常の勤(つとめ)はわが欲(よく)にひかれて
強(しゐ)て憊(つか)れざるやうにすべし
体(たい)つかるれは気もしたかつて
つかる気体ともにつかるゝ時