翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 17

ページ: 17

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【右丁】 病(やむ)べきの機(きざし)をおぼへなは 尤 保養(ほよう)すべし頻(しきり)に病(やめ)る 所なくは平生(へいせい)の勤(つとめ)も事 少くし気を養(やしな)ひ飲食(いんしよく) を節(せつ)し灸治(きうぢ)をかねてや しなふべし気より生ぜんと する病(やまいの)機ならば尤かくのご とく保養怠るへからす薬 を用ひすとも自然と治 すべし頻に病る所あらは 薬治 針(しん)治 等(とう)よろしき 【左丁】 にしたがひ用ゆべし初に怠(おこた) り病勢 盛(さかん)になりては針(しん) 薬の功(こう)もうすし或は薬治 的(てき)中せざれはかへつて病 勢を増(ま)し或は誤(あやま)り多(おほ)け れば遂(つゐ)に死(し)を催すにいた る千 仞(じん)の堤(つゝみ)も蟻【礒は誤】穴(けつ)よりく づるゝかごとし初にこの害(かい)を 思ひてつゝしむべし遠(とを)き 慮(おもんはかり)なきものは必近き患(うれへ)あり といへり万事皆かくのごと