翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 20

ページ: 20

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【右丁】 八味丸を製するに桂附(けいぶ) あるは腎中(じんちう)の火(ひ)を助(たす)くる といへとも究竟(ひつけう)【ママ】は脾胃(ひゐ)を 兼(かね)て助(たす)くるの意なり此(これ) 等(ら)の薬もその症(しやう)に的中(てきちう) するとも米穀(べいこく)のごとく久(ひさ) しく用ひて害(かい)なきの類(たぐひ) にはあらず薬品(やくひん)は偏(へん)気の 物(もの)なればなり又 腎水(しんすい)虚(きよ) して火動(くはどう)するには六味丸 滋陰降火湯(しいんごうくはとう)等の薬剤(やくざい) 【左丁】 を古人(こしん)の立おかれたれとも 是も脾胃(ひゐ)怯弱(くじやく)なるには害 あるべしわきて滋陰降火(しいんがうくは) 湯(とう)は腎水(じんすい)一旦(いつたん)虚(きよ)して脾(ひ) 胃(ゐ)いまだ虚(きよ)せず大便(だいへん)秘(ひ)す る症(しやう)には用ゆへしその効(こう) 大なり旱魃(かんはつ)に水をそゝぎ 草木を助(たす)くるかごとしすで に脾胃(ひゐ)ともに虚(きよ)し大便 滑(なめらか)なる症には大に害(かい)あり これ此 湯(とう)を用ゆるの眼目(がんもく)