翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 21

ページ: 21

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【右丁】 なりすべて今の人 太平(たいへい) の世(よ)にありて利欲(りよく)さかんにし て雑慮(ざつりよ)やむ時なく気滞(きたい)気 虚(きよ)の症(しやう)おほく又 婬欲(いんよく)熾(さかん)に して腎水(じんすい)をへらし陰(いん)虚 といふも大かたは気 血(けつ)両虚(りやうきよ) の症(しやう)にして専(もつは)ら補陰(ほいん)の剤(ざい) を用ゆべきの症にし尤 古人(こじん)医術(いじゆつ)に真切(しんせつ)にして 理(り)を明(あき)らめ気血両虚には 八物湯(はちもつとう)或は大 補湯(ふとう)等の 【左丁】 方を立或は旦(あした)には益気湯(えききとう) 夕(ゆふべ)には六味丸を用ゆる等の 治法(ぢほう)ありていと真切(しんせつ)に微(び) 細(さい)なる意とすべししかれ とも薬を以(もつ)て不足(ふそく)を補(おぎな) ひ病を愈(いや)すは一旦(いつたん)の事 にしていまだ虚(きよ)極(きよく)に至(いた)ら ざるは効(こう)を得(ゑ)飲食(いんしよく)を節(せつ) にし房労(ぼうろう)を遠(とを)ざけ徐々(じよ〳〵) によく保養(ほよう)せば快復(くはいふく)すべ し已(すで)に虚(きよ)甚に至りては