翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 28

ページ: 28

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【右丁】 あり近世は医(い)たるものも食 療(りやう)を詳(つまひらか)にして施(ほどこ)すものま れなり疾(やまひ)ある人も病を医(い) 治にのみ任(ゆた)ねて是を弁(べん)ずる ものもまた稀(まれ)なり故に薬 を用ひて病を治(ぢ)することは 人 常(つね)に重(おも)んずれとも食物(しよくもつ) を以て身体(しんたい)を養ひ病を治(ぢ) する事は人常に軽(かろ)んず尤 かなしむべし ▲およそ常(つね)の食物は淡味(たんみ)の 【左丁】 野菜(やさい)の類を以て養ふべし 貴(たかし)きも賤(いやしき)も身を養ふして 足(た)れり飢(うへ)ざるを極とす美食(びしよく) を好(この)み魚鳥(ぎよてう)酒麪(しゆめん)等を腹(はら)に 満(みつ)るほど食し手足を働(はたらか)さ ざるは養生の術(じゆつ)にそむきて 短命(たんめい)なり脾胃(ひゐ)よはき生れ 付の人は魚鳥酒など折ふし 用てよしおほく用ゆれは火 たかぶり咽(のど)かはき臓腑(ぞうふ)をやぶ る賓客(ひんかく)饗応(きやうおう)の膳供(ぜんぐ)は制(せい)